in-cosmetics global 2019@パリ

今回の出張の目的の一つ、

世界で最も権威ある原料展、in-cosmetics global視察へ。

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化粧品業界では「インコス」と呼び、

今年は総本山ともいえるパリでの開催。

 

異論はあるかと思いますが、個人的に念頭に置いていること

 

化粧品原料の最先端は、世界的な原料メーカーが本社を置くヨーロッパ

化粧品技術と皮膚科学知見の最先端は、日本

 

だと思います。

 

毎年アワードが発表され、権威ある賞であるため、

各原料メーカーも、商品企画開発する我々も、最も気になるところ。

 

皆様も、

in-cosmetics global 2019(年)GOLD Active Ingredient

というマークを商品説明のページで見かけたことありませんか?

↓このマークを知っていると、美容IQアップですよ☆

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特に、Active Ingredient(効果成分)、Green Ingredient(植物成分)の賞

が美肌効果に直結するものですね。

それぞれ金賞、銀賞、銅賞まであります。

 

インコスはグローバルに最新原料やデータをチェックできるチャンス。

 

それだけに、人生史上、最も難易度の高い大会でした。

得るものが大きい分、最新知見やこれからの化粧品の進化を

できる限り身に着けるため、毎日必死の頑張りでした〜(^^;

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2017年がアンチポリューション、2018年がマイクロバイオーム(皮膚常在菌)という

トレンド(それに沿った新原料)だったように思いますが、

今年は一つのトレンドではなく幅広かった印象でした。

 

個人的には、

「ミトコンドリア」「感覚受容体(表皮細胞の味覚や嗅覚)」などのメカニズムから

「Emotion(mood)」といった「気持ち」が肌に与える影響にフォーカスした原料が

目立っていたように思います。

 

マーケティングセミナーでは、感覚からCBD(カンナビジオール)オイルが言及され、

類似原料も出ていましたが、日本では大麻取締法により分析が必要など、

商品開発は難しいといわれています…。

 

アンチエイジングでは、シワよりもたるみ。V-shapeというワードも。

ドラスティックなたるみ治療は美容医療が一番ですが、

化粧品でリフトアップを育んでいくケアもしたいですよね。

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さて、最も気になるActiveの金賞。

 

Vytrus Biotech社 OLEA VITAE PLF

オリーブ幹細胞培養エキスです。

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バルセロナにある小さなメーカーさんの受賞に、大会騒然。

しかもVytrus社はGreen Ingredientでも「Sarcoslim Re-shape PRCF」で金賞。

W金賞の快挙です。

 

実は、昨年、Vytrus社が来日された折、私の会社までご説明に来てくださった

ご縁があり、「おめでとう!」で始まる久しぶりの再会。

我がことのように嬉しく。マネージャーのRaul Vallecillo氏と。

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OLEA VITAEのメカニズムは難解で、何度もRaulさんに質問してしまう結果になりましたが…

 

「ミトコンドリア フュージョン」というもの。

ミトコンドリアは細胞のエネルギー生産工場ですが、

年齢とともにエネルギー産生は減ってきてしまいます。

 

ミトコンドリアがたくさんエネルギーを作り、

コラーゲン生成や表皮細胞の成熟を促進させてあげられるよう、

 

細胞内に散らばっているミトコンドリアをフュージョン(融合)させる

シグナルを発生させてあげるというもの。

 

スペインのワイルドオリーブから採った幹細胞を

Vytrus社独自の製法で培養させて、そのシグナルを皮膚で発生させるんです。

 

かなり難解ですよね。でも、新しいアンチエイジングのアプローチ。

 

Raulさんに「金賞をとれた理由は何だと思いますか?」と聞いたところ、

 

「そうだね、3つあるよ。」

1.新しいメカニズム(ミトコンドリアフュージョン)

2.1%での、幅広い臨床データ

3.サステナビリティ(植物幹細胞を培養しているため、植物を犠牲にしない)

 

だそう。

 

ミトコンドリアフュージョン自体は、言葉はともかく、

同じようなコンセプトが他メーカーさんでもありましたが、

シグナリングまではいっていなかったと思います。革新的ですね。

 

他にもう一つご紹介。

個人的に切羽詰っている(!)白髪対策原料。

Givaudan社のDarkenyl。

Activeで銅賞受賞です。

「自分の力で染める」をコンセプトに、

色素幹細胞の維持やメラノサイトの抗酸化で、男性22人のデータですが、

平均3.4倍もの黒髪戻り率。育毛の効果も。

 

世界一の規模ともいえるGivaudan社の方から直接説明を受けるのは

非常に刺激になりました!

やはりグローバルは違いますね。

 

会場では、innovation zoneで黙々と勉強、

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マーケティング会社MINTELがピックした化粧品の数々が参考に。

例えば「食べられる香水」。skin foodもきてますね。

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処方を展示する Sensory Bar

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メイク系処方の Make-up Bar、

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Sustainability corner

もはやサステナブルな原料でないと、市場に受け入れられない感がありました。

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各国のディストリビューターを相手にしている大会のため、

私のような最終製品発売元の多くは、日本の代理店から情報を頂くのが常。

パリまで行ったのは大きな目標があったからなのですが、

皆様にお役に立てるよう、着々と進めてくることができました。

いつになるか…ですが、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。

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大変親身にサポートしてくださった各原料メーカーや代理店の方々、

心より御礼申し上げます。

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↑大手原料商社であるマツモト交商の松本社長(背の高いハンサムな方)、

いつもお世話になっている江口さん、島村さん。Givaudan社Schatteman氏と。

 

 

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