人生に残る読書経験「二つの祖国」

この夏、人生に残る読書経験でした。

 

20代の頃からずーっと読みたいと思っていた

山崎豊子著「二つの祖国」。

IMG_0999.JPG

 

日系2世でアメリカ国籍を持つ主人公が

太平洋戦争によって日米二つの祖国の間で身を切り裂かれながらも、

誠実に信念を貫く、鮮烈な生き様。

 

日系人強制収容所、太平洋戦争、原爆調査、東京裁判

の柱で進む超大作ですが、

 

延べ300人にも及ぶ取材、取材を裏付ける大量の公文書・資料を元に、

完成した作だそうで、主人公は実在の人物をモデルにしたそう。

まさに山崎豊子節炸裂です。

 

常々、私は「歴史とは、勝者が作った”ストーリー”である」

と認識はしていましたが、

 

これほどまで、私達が教えられてきた「歴史」と違うものだとは、

正直驚きました。

 

右とか左とか、そんなことじゃない。

語られることがなかった”歴史”を、小説という”ストーリー”に載せて

描く稀代の文筆家・山崎豊子が問いかけてくることは何か?

 

日本人として人間として、

知っておくべきこと、忘れちゃいけないこと、考えるべきこと。

いろいろな想いがよぎります。

 

そして、日本人本来の気概、家族や人とのつながり、愛、

といったものが胸に染みわたりました。

ラスト、号泣です。

 

これが1980年代に出版されていたことにも驚かされますが、

このような傑作を今日まで読まなかった自分に腹立たしささえ覚える、

超おすすめ作。

 

女性としての生き方も学ぶことができると思いますよ。

(新潮文庫第三巻P234、四巻P261、必見!)

心の襟を正されます手

 

 


コメント
新年の記事以来、ご無沙汰しております。
私の中で、いつ読むべきか悩む作家の一人...と考えていた山崎豊子氏の話題にコメントせずにはおられず書かせていただきます。笑

お忙しい中でも読書される恵美さんを本当に尊敬します。
またお薦めの本がありましたらご紹介してください。
  • のりこ
  • 2017/08/24 1:19 AM
のりこさん、お久しぶりです!
山崎豊子作品は確かに時間がないとなかなか手が付けられないですよね。わかります、そのお気持ち…。
私はあまりに長期間仕事の文献しか読んでいないことに気づき、「えぃ!」とばかりに、祭日土日を利用して思い切って一気に読み終えました。睡眠不足に拍車がかかり大変でしたが「二つの祖国」読んで本当に良かったです。奥行のある心持でいられて、得難い経験ができたような気がします。女性としても、エミーと梛子の対比が勉強になりした。
またお薦めの本がありましたら記事にさせていただきますね。コメントありがとうございました!
  • 咲丘恵美
  • 2017/08/24 3:08 AM
管理者の承認待ちコメントです。
  • -
  • 2017/08/30 8:25 PM
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