今年最後のご挨拶に代えて〜映画「アバウト・タイム」

2016年残すところあと僅かとなりました。

今年もD.U.O.商品含め、温かく応援いただきありがとうございました。

 

私にとって大きな一歩の一年だったので、

何度も観ては心洗われた、大好きな映画をご紹介します。

今年最後のご挨拶に代えて。

 

『アバウト・タイム』

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人生最後の日をイメージして作られたという、

『ラブ・アクチュアリー』監督の渾身の作。

タイムトラベリングという枠組みのラブコメディですが、
今をどう生きるか?という本質的なテーマが胸に刺さる。

とってもとっても素敵な映画です。

観終わった後、生き還ると言っても大げさではないほど、心が洗われます。

 

名言がたくさん。

 

主人公が彼女を誘い出すシーン。この映画のユーモアも好き。

"I love your eyes.I love the rest of your face,too.

I haven't even looked further down and I'm sure it's all fantastic."

(僕は君の瞳が好きなんだ。もちろん顔の他の部分も。

顔から下はまだ見ていないけれど、きっと全部素晴らしいに決まっている。)

 

主人公のお父さんも素敵です。

"  Life's a mixed bag, no matter who you are. Look at Jesus:

he was the son of a God, for God's sake and look how that turned out."

(人生は良いことと悪いことの寄せ集めなんだ。誰であろうとね。キリストを見てみろ。

神の息子だぞ。冗談じゃない、その神の子が結局どうなったか見てみろ。)

 

なぜファンタジーの枠組みが本質的なテーマに必要だったか、よくわかります。

"He told me to live every day again almost exactly the same.

The first time with all the tensions and worries that stop us noticing

how sweet the world can be,but the second time noticing."

(一日をもう一度やってみる。すると、緊張や不安で気づけなかった

人生のすばらしさに気づく。)

 

"The truth is I now don't travel back at all, not even for the day,

I just try to live every day as if I've deliberately come back to this one day,

to enjoy it,as if it was the full final day of my extraordinary, ordinary life."

(今の僕は一日だって過去に戻らない。この日を楽しむ為に自分は未来から来て、

最後だと思って今日を生きている。僕の平凡で、非凡な人生の。)

 

We're all traveling through time together, every day of our lives.

All we can do is do our best to relish this remarkable ride.

(僕達は皆、人生の毎日を一緒にタイムトラベルしている。

僕達ができるのは、最善を尽くして、この素晴らしい旅を大切にかみしめていく事なんだ)

 

 

顰めっ面をして過ごしていたら、
身近にいるかけがえのない人、日常にあるキラキラ輝く事柄を逃してしまう…
だから「二度とない一日」を笑顔で過ごそうって思えるきっかけになります。

 

実は私、映画好きの人には「ストレート過ぎ」といわれますが、
『きみに読む物語』が大好き。
レイチェル・マクアダムスの笑顔はやっぱり凄いと思いました。
ファム・ファタルとは対極にある、「正」の魅力にあふれています。

自分も計算ずくではなくて、正しく生きて行こう!大きなパワーをもらえます。

 

本当に素敵な映画。お薦めです。

まだ観ていない方は、このお正月に是非!!

 


SHERLOCK

年始、瞬く間に時が過ぎ更新が滞ってしまいました。

昨年に観て絶対にご紹介しようと思いながらできずにいた、
BBCのドラマ"SHERLOCK"
現代を舞台にした、シャーロック・ホームズの物語です。
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知性で潤んだ瞳にひきこまれます。

特に、シーズン2の1がお薦め。
ストーリー展開も抜群に面白いと思いますが、

"Sentiment is a chemical defect found in the losing side."
「感情は負ける側に特有の化学的欠陥だ」
と言い放つシャーロックに、

"The woman(theの発音はジ)"
「ただ一人の女性(比類なき女性)」
といわしめるアイリーン・アドラーの知性あふれる美しさといったら!

彼女のような強さは望むべくもありませんが、
外見も内面も、女性として大いに学ぶところありです。
(アイリーンの顔が初登場するシーンで着ている、白のマックイーンのドレスが素適!)

テレビシリーズですが、一話が一時間半。
ストーリーや編集がかなり凝っていて、製作者達の情熱が伝わってくるところも
偏愛してしまう理由の一つです。

お時間があればぜひご覧になってみて下さいね


初・宝塚

人生初!宝塚を観にいってきました。

宝塚の素晴らしさは頭で理解しつつも、
実際に観劇し、空気感や存在感にふれないとわからないものですね。
男役の方々の凛々しさといったら!熱狂する方の気持ちもすっと理解できました。

今回は月組の「ロミオとジュリエット」でしたが、
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原作のシェイクスピアの時代は、
逆に、女性が舞台に上がることは許されず、全て男性で演じられていたことを思うと、

日本の宝塚は興味深い文化なんだな〜と改めて感慨にふけっていました。

シェイクスピアの時代の女性役は変声期前の少年が務めていたんですよね。
つまり、ジュリエットを男性が演じていたのに対し、宝塚はロミオを女性が演じる。

そういう点でも面白かったです。


お姉さまと慕う、仲良しの紀子さんにお誘いいただき、今回の初・宝塚を体験できました。
いつも感謝です。
IMG_0370.JPG 

The Dark Knight Rises

"Why do we fall?"
「人はなぜ落ちるのか?」

私が最も好きな映画監督クリストファー・ノーラン、バッドマン三部作の
完結編を観てきました。

正直、私は女性ですしアメコミは苦手で、ノーラン監督が手掛けるまで、
バッドマンのことも全く知りませんでしたが・・・

いわゆるヒーローとは一線を画し、全てにリアリティがあり、
悲劇や苦しみや痛みという暗部を抱えた「一人の人間」だというところに強く惹かれて、
ノーラン版バッドマンの大ファンに。待ちに待った完結編も最高でした。


「ダークナイト」から4年。
個人的でディープな話になり恐縮ですが、
心が死んだ状態から脱せずに、お肌もボロボロ、うつろな日々を送っていた時でした。
主人公の克服しがたい痛み、生きる意義の葛藤にどれほど共感したことでしょう。
あれから4年経っても(本作では8年経った設定)、精神的旅路は終わっていなくて、
私の場合は完結に至る="Rise"するまでまだかかりそうだなと再認識

というのも、本作で特に心に刺さったのが、

「最初は不憫な人ととして同情されるが、のちに疎まれていくから、
怒りを押し込んで笑顔でいることに決めた。だからこそ
怒りを内に隠し、仮面を被っている人をみればすぐ察することができるんだよ。」

「大切な人を守るために仮面を被るのだ。」

喪失感を超えて、ここまで言える大きな人間になりたい、とはっとさせられました。


「面白い」「ドキドキする」「スカッとする」「笑う、泣く」はもちろん、
人生において考えさせれる深みを内包してこそ、エンターテイメント。

セリフの一つ一つにも含蓄があり、
ノーラン監督は現代のシェイクスピアだと思ってます。
(シェイクスピアも当時は大衆娯楽であって、面白くなければ作品は続かなかったのです)

エンディングも最高です。
映画館で拍手の嵐が起こっていました。それくらい面白くてとってもお薦め


三部作の共通テーマの一つ(だと私は思います)
「人はなぜ落ちるのか?」

"So we can learn to pick ourselves up."
「這い上がるためだよ」


 

「理想の女」

寒いと家でぬくぬくしたくなりますね。
週末、仕事でアイディアに行き詰まり
好きな映画「理想の女」のDVDを借りてしばし幸福感に浸っていました。
オスカー・ワイルド「ウィンダミア卿夫人の扇」が原作です。
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オスカー・ワイルドといえば、19世紀末の英文学史上重要な作家なのですが、
耽美的で社会風刺的な作品というイメージが強く、
当時若かった私は興味を覚えず素通りしてしまった・・・という過去が。
美しい童話も書いており、幼い頃「幸福の王子」で涙したというのに、
思い込みとは恐ろしいものですね

さて、映画も「思い込み」がキーワードの一つです。
原作の良さを損なわず、風刺の効いたセリフが散りばめられた中、
結婚とは?愛とは?善良さとは何か?を考えさせられる映画です。

舞台の設定を、原作の霧多いロンドンから、夏のアマルフィに変えているので、
よりドラマティック。衣装も美しくて、美の感覚も刺激されます。

二人の女主人公、どちらに惹かれるか意見が分かれると思いますが、

スカーレット・ヨハンソンのイノセントな美しさもさることながら、
ヘレン・ハントの知的で内面の深さを漂わせた美しさに私は惹きつけられるんですよね。

特にラストの、哀切と歓喜をとりまぜたような笑顔が秀逸。

「知らないということ(イノセンス)」は大きな価値の一つかもしれませんが、
どうしても若さという賞味期限があるかと思います。
年を重ねて、知性を磨き、ヘレン・ハントのような「理想の女」になれれば素敵。
会話センスにも学ぶことが多いですし、お薦めの映画です。
ラストシーンで素敵なカタルシスが味わえますよ〜



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