あなたの”くすみ”はどの種類??〜肌色エイジングとは

「私の顔に刻まれたシワは、私という人間を物語るストーリー」

”All of these lines across my face
Tell you the story of who I am"

 

Brandi Carlileの"The Story"という歌です。

 

そう、シワって、これが人生の証、のように、

「くしゃくしゃに笑った時のシワが素敵ですね」とか、

美化されることがありますよね。

 

ところが、シミなどの色ムラって、全く美化されることがない…

「あなたのシミは素敵ですね」なんて聞いたことがない…

色ムラやくすみは清潔感すら欠いてしまう美肌の大敵です。

 

ファンデーションで隠したいのも、

シミや赤み、毛穴(凹凸の影)などの肌色トラブル=色ムラですよね。

 

私の美容理論では、ずっと「見た目肌年齢の決め手は”色”だ!」

という信念がありました。

 

色ムラがなく、均一で、透明感のある肌。

”総合的な美白”が美肌に最も重要なことなのでは?と思っています。

 

そして、肌の”色ムラ”は、エイジング(光老化含む)が原因である場合が多く、

また、さらにシワやたるみなどのエイジングを加速させていく

サインでもあります。

 

だから「肌色エイジング」という意識はとっても大事。

 

私が考える、色ムラ(肌色トラブル)の種類は6つ。

 

●メラニンくすみ(茶)

紫外線や加齢などにより、メラニン色素の量が増加。

メラニン異常のメカニズムは多岐にわたりますが、

メラノサイトを刺激するシグナル発現、メラニン分解力の低下など、

細胞の機能に異常が生じ、茶色くくすんだり、

シミとなって沈着している状態。

これが皆さん、最も避けたい色ムラですね。

 

●血行不良くすみ(青)

血行が滞り、排出されるべき二酸化炭素が留まって、

青黒くくすんだ状態。

血液のヘモグロビンが酸素をたくさん持つと、

鮮やかな赤色になりますが、二酸化炭素が多いと青色

がかったくすんだ色になります。

マッサージで血行促進するとパッと顔が明るくなる所以です。

そして、血液循環が滞ると、細胞に栄養が行き届かず、

エイジング全体が加速してしまいます。

 

●炎症くすみ(赤)

紫外線や摩擦などにより、炎症性物質が発生し、

毛細血管が拡張して赤みとなって現れている状態。

近年ホットな”炎症老化”は慢性炎症、微小炎症ともいわれ、

本人の自覚がなくても、加齢や環境によって発生していることも。

炎症はシミ・シワの原因となることがわかっています。

 

●タンパクくすみ(黄)

糖や過酸化脂質が、コラーゲンやケラチンなどのタンパク質と

結びついて変質し、ごわごわと黄色くくすんだ状態。

これらは糖化、カルボニル化といわれるタンパク変性で、

シワやたるみといったエイジングにつながります。

また、加齢とともに、古いコラーゲンが捨てられなくなる

代謝異常も起こります。

真皮の約70%を占めるコラーゲンが劣化していると、

「内部反射光」といって、お肌の持つレフ板の役割が低下し、

透明感を損なってしまいます。

※参照:お肌が持つレフ板とは?

 

●毛穴くすみ(黒)

皮脂が毛穴に詰まって、角栓となり、酸化したり、

メラニンが沈着して、黒ずんだ状態。

また、毛穴の開きはすり鉢状で凹凸があるために

影ができ、色ムラとなって現れます。

 

●乾燥くすみ(全体的な灰色)

表皮細胞の分化・成熟がきちんとできず、バリア機能が低下。

肌内部の水分量が低下して、乾燥した状態。

ターンオーバーが滞るため、角質が肥厚してキメが乱れ、

光を綺麗に反射させないので、肌全体が暗くくすんだ肌色に。

また、角質層の水分が多いと、光を綺麗に反射させてくれるので、

保湿ケアはとても重要です。

※参照:お肌が持つレフ板とは?

 

 

くすみ・色ムラというのはエイジングと直結しているんだぁと

ご理解いただければ幸いです。

そして、これらが総合的にケアできる商品が、いよいよ来週発売!

楽しみにお待ちいただけると嬉しいです(*^^*)

 

 


最新のアンチエイジング美容液動向2017

アンチエイジングの研究は日進月歩です。

幹細胞老化に関するシンポジウムを聴講したり、

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先日は、美容液を科学するセミナーに行ってきました。

開発する側から考える「美容液」というものを

様々な角度から勉強できました。

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さて、皆さん

「そもそも美容液ってなぜ使うの?」と思いませんか?

 

そうなんです、美容液の明確な定義は存在せず、

iVoCE美ィキペディアによると

「発売元が美容液と称したものが美容液」。

美容液の歴史をおさらいすることで、曖昧になっている

定義について「うーむ」と考えさせられたのですが、

 

私の信念に基づく定義は、大雑把に言うと、

 

美白やアンチエイジングのための有用成分が凝縮された、

「なりたい肌」に引き上げてくれるアイテム。

 

夢の詰まったアイテム!!

 

とはいえ、オイル美容液や保湿美容液といった保湿系のものも

多々ありますね。

 

テクスチャーも様々。

透明な液体、エマルジョンタイプ、2剤混合タイプ、

最近ではPOLAリンクルショットメディカルセラムのような

シリコーン高分子ベースのクリームタイプも存在します。

 

最新の美容液動向を見る中で、

 

美白系では、

 

●総合的な美白美容液

私も大好きな「クレ・ド・ボーテ セラムコンサトレエクレルシサン」。

多角的なメラニンアプローチに加え、血行や代謝などの効果を持ち合わせた

多機能美容液。

 

●角層美白

「ソフィーナ アルブラン薬用美白エッセンス」など。

角質層が整っていると光を綺麗に乱反射させるので(お肌のレフ板効果)。

 

●メラニンコア(メラニン分解)美白

「コスメデコルテ ホワイトロジスト ブライトエクスプレス」

 

など。

 

アンチエイジング系では、

 

●シワ改善美容液

「POLAリンクルショットメディカルセラム」

「資生堂レチノバイタルクリーム」

※11/1に資生堂から「シワ改善×美白」ダブルの効果を持つ

「バイタルパーフェクション リンクルリフト ディープレチノホワイト4」

が発売されます。

 

●2剤混合美容液

「クラランス ダブルセーラムEX」

「ランコム ジェニフィックアドバンスト デュアルコンセントレート」

昔からあったγオリザノール≒フェルラ酸は安定配合が難しかったのですが、

使う時に混ぜて1カ月間で使い切ってね、というもの。

青い色がフレッシュなイメージを想起させますね。

 

●ヒト脂肪幹細胞培養液

「ロート製薬エピステーム ステムサイエンスRXショット」

韓国のメーカーでヒト脂肪幹細胞培養液はあるのですが、

ロート製薬は自社で培養して、上清をとったというもの。

集中ケアとして、お薬をイメージさせますね。

 

●オイル”状”美容液

「コスメデコルテAQ オイル インフュージョン」

これはオイルではなく、ノンオイルの「オイル状」美容液。

オイルのような栄養感を感じさせるテクスチャー。

基剤は水系で(ここが新しいです)、植物エキスを高濃度配合。

 

その他、会場で女性の心を鷲掴み。一番人気だったのが、

●ストーリー&ビジュアル系

「ディオール プレステージ ユイル ド ローズ」

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ムッシュ・ディオールの自宅のお庭に咲いていた特別なバラ・

グランヴィルローズ。

同社の研修者達が懸命に有用性を研究し続けた

というストーリーを持ちます。

ミネラルやオメガ3など20種類以上の栄養素を届ける美容液。

何より、1本のボトルに1万個以上配合されたローズマイクロパール

が浮かんでいる外観が華やかです。

 

私はとことん「お肌の優しさ」&「効果」重視なので、

こういったビジュアル演出がとっても苦手ですが、

ピンク色のローズを纏うのだという「気分が上がる」外観

も大切なんだなぁと再認識しました。

 

最近の美容液は本当に進んでいます。

いくら定義が曖昧だからとはいえ、美容液は効果実感ありき。

美容液を使うか使わないか…

肌年齢を左右するカギになることは確かですひらめき

 


秋こそ紫外線ダメージケア〜お薦め美白アイテム

「肌は季節を後追いする」とは良く言ったもので、

9月(〜11月)は、一年のうちでメラニン量が最も多い時期です。

シミができやすくなる、肌の明度が下がる、という危機到来!

 

そこで、先ごろのヴァカンスで使っていた美白モノを

ピックアップしてご紹介しますね。

日焼け止め以外は、通年お薦めなアイテムです♪

 

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左から

●D.U.O.ザ エッセンスセラム

私にとってなくてはならないお守りコスメ。

後に使う化粧品の浸透を促進するブースター機能とともに、

美白美容液の主剤に使われる高濃度のVCエチル、

多角的なメラニンアプローチのレスベラトロール、

肌自らのアンチエイジング力を底上げするペプチドなど、

 

即効性「受けたダメージに即対処するアプローチ」と

持続性「肌本来の力を上げて、未来のリスクも摘み取る根本アプローチ」

を兼ね備えた、高純度パワー美容液です。

@コスメでは、リアルタイムランキングで5位(2017.9.20現在)、

5.8ポイントという高評価をいただいています。

 

●D.U.O.ザ ローション

医療レベルの浸透技術を応用した独自のリポソームを基剤にし、

「本物の潤い」を与え&育てるローション。

さっぱりしたテクスチャーでもしっかり潤うのが、

とろみやアルコールなどの演出がない証。

過酷な乾燥の秋冬はもちろん、

高濃度配合した発酵βグルカンに紫外線ダメージをリカバーする力があるので、

リゾートにも最適です!

詳しくはコチラ

 

●青山皮膚科クリニック外用剤:美白リフトアップローション

亀山孝一郎先生の新知見を元に、診察を受けないと買えない逸品。

常に起こっている”見えない炎症”こそが

シミ・シワ等の皮膚老化を促進する大きな原因であるとのこと。

炎症反応は大変複雑なのですが、

包括的に炎症の原因物質を特定され、それらを抑制する美容成分を

原液(原料自体が水溶液)で混ぜた、超絶濃厚な美容液です。

肥満細胞の活性を抑制するコンフリーエキスや、

皮膚の炎症ネットワークである

プラスミノーゲン活性化因子(uPA)やPAR2を抑制する

ビタミンCやトラネキサム酸、

NF-kBを抑制するアーチチョーク葉エキスとオリゴノール、

IL1を抑制するビルベリー葉エキス、エンドセリンを抑制するカミツレ花エキスなど。

診察料別で、8640円のこちらの外用剤。

化粧品開発を生業とする身として驚いたのですが、

仮に市場に出すとすると1本10万円以上はするでしょうね。

 

一発逆転したい方に、ぜひ!!

塗った瞬間に赤みやくすみがサッと消えて、白くハリのある肌質感に。

私は身体の色ムラ部位にも使っていました。

私の美容人生に残る逸品なので、別途詳しく記事にしますね。

 

●ラロッシュポゼ 敏感肌用UVイデアXL(SPF50 PA++++)

「守る」なくして美白はならず。

日焼け止めはもはや美白の一カテゴリーです。

リゾートでは、より高いUVA防御効果のある吸収剤タイプを使います。

日常使いするには私にはちょっとだけ強め。

といっても、ロングUVA対応の紫外線吸収剤タイプの中では、

無香料・無着色など余分なものが入っていないので、マイルドなほうですね。

普段はノンケミタイプを使用しますので、これはあくまで短期間使用モノ。

紫外線吸収剤はいくつも種類があって、個人差が大きいです。

成分によっては赤く腫れてしまう方もいるので、

必ずパッチテストを行ってからご使用くださいね。

 

●SK競▲肇皀好侫アCCクリーム(SPF50 PA++++)

日焼け止めは、2品以上使うと効果が上がるので

(注:単純にSPF50+SPF50=100と足される訳ではありません)、

強烈な紫外線を浴びるリゾートでは、こちらを重ねます。

私の肌には日常でも大丈夫な、レアもの紫外線吸収剤タイプです。

SK競團謄蘿杞腓諒歇称呂呂發舛蹐鵝

持続力が素晴らしく、どのクレンジングでも二度使いしないと

落ちにくい程。特殊な番手のポリマーが使用されているかと推察。

 

●ボディ美白〜クレ・ド・ポーボーテ セラムエクレルシサンコール

ボディにも当然シミはできるし、エイジングも進みます。

ボディの美白、必須ですよね。

今年はこちらの商品が新発売されたので、旅のお供に。

m-トラネキサム酸配合のボディ用薬用美白美容液。

メラニンの生成抑制と表皮細胞のメラニン量減少効果で、

しっかりと美白ケアできるだけでなく、

のびがいいのに、肌どまりもいい。

保湿効果も非常に高いです。

さすがに、過去のダメージの蓄積にもアプローチするという、

「ブレインスキン理論」に基づいているだけあるなぁ

というエイジングケア効果を感じました。

ボディ用としてはお値段が8000円と高めなので、

ここぞという時のご褒美ケア用にいいかと思います。

 

紫外線ダメージが顕在化する秋だからこそ、

より一層的確な美肌ケアをしましょうね♪

 


化粧品業界の重鎮と鬼才@チャイナ三丁目

先日、尊敬してやまないお二方とお食事させていただきました。

 

ビューティサイエンティストとしてメディアでも大活躍の

岡部美代治さん。

原料メーカーのGMで、化粧品の潮流を作っておられる

鬼才、竹岡篤史さん。

 

雲の上の科学者でいらっしゃるお二人。

私にとって、最新の知見や情報を教えてくださる先生であり、

巨匠であり、化粧品業界の「良心」ともいうべきお二人が揃うなんて!

夢のようでした。

 

元アルビオンの名研究者で、

御年68歳とは思えないバイタリティとともに、

化粧品に携わる皆を温かく見守る仏様のような存在である、

美代治さん(私はずっと先生と呼んでいましたが、

「先生はやめてね」と仰られたので思い切って)は、

VOCEの「ビューティに吠えろ〜美代治刑事シリーズ」で、

一般の方もご存知の方が多いのでは?

 

竹岡さんは、世界原料展で、アジア初の金賞受賞(機能性原料部門)

を成し遂げたアクアタイドの開発者でもあり、

大手メーカー様のコンサル等もなさっておられ、

まさに化粧品開発の最上流にいらっしゃいます。

世界を飛び回っているので、なかなかリーチできないことでも有名で、

「竹岡さんとお会いして」とちょっとでも言おうものなら、

周囲から私まで尊敬の眼差しで見られるほど。

 

この日も、他では聞けない貴重な皮膚科学の知見をお伺いし、

大変勉強になりました。

正解がないといわれる美容の世界ですが、

このお二人がおっしゃることは間違いないです。

 

皆様にわかりやすい例を出しますと、

「乾燥すると皮脂分泌が多くなる?」

「角質にメラニンがある?」

の答えは×。

生物学的に細胞の働きを知ればこんなことは言えないはず、とのこと。

 

また、人生の大先輩でもある、

美代治さんの深いお言葉にも感動してしまいました。

 

「僕の友人の名言なんだけれど、

物事は”運・縁・タイミング”の3つが揃うことが大切。

迷った時、呪文のように唱えて決断してきたんだよ。」

 

「独立して、自分に嘘をつかなくてよくなったよね。」

 

心に染みわたる素敵なお言葉。

運が良くて縁があるだけじゃダメ。タイミングも合わないと、

正しく活かせないですよね。

人とのつながりにおいても、仕事の細かな判断においても。

 

自分に嘘をつく、というのは本当に辛いこと。

心が蝕まれてしまいますよね。

企業の中にいると、もちろん精一杯誠実に頑張るのですが、

ビジネス的なことが優先されてしまうこともあります。

昨年独立した私にとって、

「自分に嘘をつかなくて良くなった」のは有難いお言葉でした。

 

竹岡さんが

「なぜそんなにも謙虚でいらっしゃるのですか?」

と聞いた時、

「自分は全部わかっている、という姿勢は、

周囲からの情報をシャットアウトしているのと同じ。

それだと成長できないからなんだよ。」

 

挑戦し続けるお姿、素晴らしいお考え。

 

才能や実力はもとより、人間性、とても大切ですよね。

私はこの業界に入って10年足らず。

人生苦しいこともありましたが、

このような方々と出逢えて本当に幸せだと思いました。

 

お二人と私では天地の差のレベルとはいえ、想いを同じくして、

盛り上がりまくりの楽しい会でした!!

第二弾、またセッティングさせていただきます(^^)/

 

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私を形作る”学び”

日進月歩の皮膚科学や化粧品技術の世界にいる身として、

勉強していることの”ひとコマ”を少しご紹介します。

 

最新オイルのセミナーにて。

私、結構オイルについては語れるかと、思っていましたが、

座学と実践で新鮮な発見。

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原料セミナーにて。

こちらは座学で、丸々二日間。

最新の皮膚メカニズムはもちろん、処方上の勉強として、

機能性エステル、油脂と界面化学、天然原料の応用、乳化剤、

シリコーン、紫外線防御剤、パール顔料、皮膜形成剤、防腐、

安全性などなど。

休憩時間に、私の担当の各原料メーカー様に相談して、

あっ!とひらめいたりもします。

IMG_0821.JPGIMG_0824.JPG

 

ついつい、今あるスキルだけで仕事ができる気に

なってしまったり、

一人で論文など文献を読破するだけではフレッシュな

空気が得られないこともありますから。

 

常に頭と脚(身体)を使って、

文献から人から学びながら、新しい知識や情報を身に着け、

咀嚼して、アイディアをひねり出し、商品作りをすること。

を心掛けています。

 

夢でも勉強しているほどで、

毎日が学生時代のテスト前な感じですが(涙)

インプットとアウトプットが激しすぎな2017年春夏です。

 



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